【麻雀戦術】序盤のリーチはリャンメンに○○しろ!

こんにちは、あざらっしゅです。今回は友人の牌譜添削をしていた時の話です。

突然ですが、あなたは↓の状況で何を切りますか?

東一局に2600をアガりリードしているところで、親からダブリーを受けた局面。

何を切るか?

何切る?

(シンキングタイム)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・

・・・・

(シンキングタイムおわり)

それでは正解の解説をする前に、不正解について話していきます。

「わからないから真っすぐ1s切る!」

1s切ると答えた方、残念ながら不正解です。

たしかに親のダブリーの待ちは通っていない牌が多く、皆目見当がつきません。1sで放銃してしまう確率は5%にも満たないでしょう。

「それでも5%くらいのリスクならいいんじゃないの?」そう思った方もいるかもしれません。ですが、

この手、どれくらいの確率でアガれる?

自分の手は1メンツもない七対子の2シャンテン。ここから親リーチをかわしてアガリに結び付く確率、現段階でどれくらいだと思いますか?だいたいでいいので予想してみてください。

答えは「5%以下」です。

ハッキリ言って全く戦えません。親からリーチって言われた時点でこの手はもうムリです。なので比較的安全な牌を切ってベタオリしましょう。

早いリーチに対してベタオリする時は複数枚持っている牌を切っていくとベタオリしやすいです。1枚通せば次の巡目も安全牌を切れるので。

この手の場合だと3m、7m、9m、6sの4択ですね。という訳で1sは不正解とさせていただきます。

続いて7m6sを切ると答えた方。2枚ありかつ比較的安全な筋を切ってベタオリするという意思を感じられて悪くないのですが、ここではもっと良い打牌があるので不正解とさせていただきます

友人は7mを切った

正解

それでは正解について解説していきます。正解は「9m」切りとなります。

「それだと6-9mのリャンメンに刺さるかも。危ないんじゃないの?」

そう感じる方が多いと思います。しかし今回のケースはダブリーという早い巡目のリーチで、ターツ選択の余地がないというのがポイントです。

例えば↑の手ではほとんどの方は12mを切ってリャンメン待ちを作っていくと思います。78mなどリャンメンを切って待ちの悪いペンチャンを残そうとは思わないですね。

中盤以降は愚形テンパイより良形テンパイのケースが増えるので「リャンメンは危ない」という認識は間違っていません

ですが今回のケースはダブリーなので当然ターツ選択などはなく、リャンメン以外にもカンチャン、ペンチャンなど愚形待ちも全然あり得ます。

ここで大事なのは、当たるパターンが少ない牌を切るということです。

7m、9m、6sの3つを比較すると

  • 7m・・・68(カンチャン)89(ペンチャン)77XX(シャンポン)・・・3パターン
  • 9m・・・78(リャンメン)99XX(シャンポン)・・・2パターン
  • 6s・・・57(カンチャン)66XX(シャンポン)・・・2パターン

※単騎待ちはリーチ宣言牌が白なので除外します。また、6667みたいな複合形も複雑かつレアケースなので除外します。

上の表を見ると7mだけ当たるパターンが3つあるのに対し9m、6sは2つなので9mか6sを切る方が7mを切るよりも放銃率が低いです。

では9mと6sの比較でなぜ9mを切った方が良いのか、解説していきます。結論から言うと、リャンメン待ちは当たり牌を止めてもツモられるリスクが高いという点です。

リャンメンの擬人化。リャンメンちゃん

仮にリーチ者の待ちが6-9mだったとして、ここから6s切りで放銃を回避したとします。しかし自分が放銃を回避したとしても、山にはまだ最大6枚の6-9mが眠っていることになります。

リーチ者のツモ番はハイテイまであと13回。仮に当たり牌が6枚山にあったらかなり高い確率でツモアガリされちゃいそうですね。ドラが6mなので6mでツモアガリされたらかなり手痛い出費になりそうです。

ここでもう一つ仮定の話を出します。仮にリーチ者の待ちがカン6sだったとして、9mを切って放銃を回避したとします。これだとリーチ者のカン6sは山に最大2枚しかありません

流局まで先はまだまだ長いですが、当たり牌が山に2枚しか残っていないなら「当たり牌を止めたけどツモられて失点した」というケースは6-9mを止めた時と比較してかなり少なくなりますね。

まとめ

という訳でまとめますと、

☆序盤のリーチはリャンメンに放銃しろ!!!

もちろんリーチ者の待ちは全くわかりません。ですがリャンメンなどの良形待ちは当たり牌を止めてもツモられる可能性が高いのに対して、カンチャンなどの愚形待ちは当たり牌を止めたらツモられる可能性が低いという点があります。

これは天鳳の牌譜添削をしていた時の話ですが、これがフリーだともっと大事になります。

多くのフリー雀荘は祝儀があります。祝儀はツモられても放銃しても同じ枚数を払うことになるので、「これが当たりならどうせベタオリしてもツモられちゃうから放銃しちゃえ」という考え方は大事です。

序盤のリーチに安易にスジを切って放銃しないようにすると周りと差をつけられます!

それでは本日はこの辺で。ここまでお読みいただきありがとうございました!

コメント

タイトルとURLをコピーしました